食べログ・ぐるなび・Rettyの違いを比較|飲食店はどれに掲載すべき?【2026年最新】

「食べログ・ぐるなび・Retty、結局どれに載せればいいの?」——飲食店の集客を考えるとき、多くの店舗がここでつまずきます。3つとも「グルメサイト」とひとくくりにされがちですが、集まるユーザー層も、得意な集客の形も、費用のかかり方もまったく違います。合わないサイトに掲載料を払い続けても、効果は出ません。

この記事では、主要3大グルメサイトの違いを比較表と個別解説で整理し、自店の業態・エリア・客層に合わせた選び方と使い分けの判断基準を、具体例・費用の考え方・よくある失敗・FAQつきで解説します。掲載を検討している方も、今の掲載を見直したい方も、判断の材料として使ってください。

まず結論:3サイトは「目的」が違う

グルメサイトはすべて同じように見えて、実はユーザー層も集客の導線もまったく異なります。ざっくり整理すると、次のような役割の違いがあります。

  • 食べログ……点数評価とランキングで「探して選ぶ」ユーザーに強い。検索流入型。
  • ぐるなび……クーポン・公式予約・宴会コースなど「予約して使う」導線が充実。
  • Retty……実名の口コミと共感で「知って行きたくなる」若年層向け。SNS的な広がり。

つまり「どれが優れているか」ではなく、自店が集めたい客層とサイトの得意分野が噛み合っているかが判断の軸になります。ここがずれると、掲載料だけがかかって効果が出ない状態になりがちです。

食べログ・ぐるなび・Rettyの違い【比較表】

3サイトの特徴を、集客の観点で並べて比較しました。費用は代表的なプランの目安であり、エリアや契約内容によって変わります(最新の金額は各サービスの公式情報をご確認ください)。

比較項目 食べログ ぐるなび Retty
強み 点数評価+検索表示が強い クーポン・公式予約・宴会に強い 実名口コミ・共感型の拡散
主なユーザー層 30〜50代の外食慣れ層 法人・団体・宴会利用者 20〜30代/スマホ中心層
集客の形 検索・ランキングからの新規流入 予約・クーポン経由の来店 口コミ経由の指名来店
向いている店舗 単価高め・検索流入を重視する店 居酒屋・コース料理・宴会中心の店 カフェ・トレンド重視の個人店
掲載費用の目安 無料枠あり/有料は月1万円台〜11万円台(4段階のプラン) 無料枠あり/有料は月1万円台〜3万円台(2段階のプラン) 無料枠あり(有料で優先表示)
ネット予約の送客手数料 1名あたりランチ110円・ディナー220円(税込) 1名あたり数十円〜200円台(プランで変動) 公式にご確認ください
運用の手間 写真・口コミ返信の継続が重要 クーポン・コース更新が中心 投稿を促す仕掛けづくりが鍵

費用を比べるときに見落としやすいのが、月々の掲載料とは別に「ネット予約1名あたりの送客手数料」がかかる点です。掲載料の安いプランを選んでも、予約が多い店では手数料の総額が効いてきます。「月額+(想定予約人数×手数料)」で試算すると、媒体ごとの実質コストを同じ土俵で比べられます。

※上表の金額は2026年7月時点で公開されている情報にもとづく目安です(税込表記)。プラン構成・料金・手数料は各社の改定によって変わります。契約前には必ず各サービスの公式情報と担当者にご確認ください。

3サイトを個別に深掘り(強み・弱み・向く店)

▶ 食べログ|検索とランキングに強い王道

点数評価に基づくランキング型で、「エリア+ジャンル」で探すユーザーの検索流入に強いのが特長です。すでに外食に慣れた層が多く、点数と口コミが来店の決め手になりやすい媒体です。

  • メリット:検索での露出が大きく、点数が育つと安定した新規流入が見込める。
  • デメリット:点数の管理や口コミ返信など、継続的な運用の手間がかかる。競合も多い。
  • 向いている店:客単価が高め/検索で新規客を取りたい/じっくり運用できる店。

食べログを選ぶなら、写真と口コミ返信の質が評価を左右します。詳しくは食べログの点数を上げる方法|低評価の原因と飲食店ができる対策、写真は食べログ写真の選び方と撮り方、返信対応は食べログのクチコミ返信 正解パターンとNG対応もあわせてご覧ください。

▶ ぐるなび|予約・宴会・クーポンに強い

法人利用や宴会予約に強く、クーポンや公式予約の導線が充実しています。「日程が決まっていて予約したい」ユーザーとの相性がよく、コース販売や団体客の獲得に向いています。

  • メリット:予約・クーポン経由の来店につなげやすい。宴会シーズンに強い。
  • デメリット:予約手数料が発生する場合がある。若年層の新規開拓は他媒体に譲る面も。
  • 向いている店:宴会・コース中心/団体客を取りたい/予約導線を整えたい店。

ぐるなびの費用対効果が気になる方は、ぐるなびって本当に集客に効果あるの?実例から検証も参考になります。

▶ Retty|実名口コミと共感で広がる

実名ベースの口コミが中心で、SNS感覚の共感・拡散が生まれやすい媒体です。若年層やスマホ中心のユーザーに届きやすく、「話題の店」として指名来店を作りたいカフェ・個人店に向いています。

  • メリット:無料プランから始めやすい。共感型の口コミで自然な拡散が期待できる。
  • デメリット:口コミが集まらないと露出が伸びにくい。投稿を促す工夫が必要。
  • 向いている店:カフェ・トレンド系/写真映えする/若年層・女性客を狙う店。

無料で始めたい場合は、Rettyの無料プランでできる集客術で具体的な使い方を確認できます。有料プランまで含めて費用に見合うかを判断したい場合は、Retty集客の実態|費用・プランと成果の出し方で整理しています。

無料でどこまでできる?有料プランとの違い

「まずは費用をかけずに試したい」という店舗は多いはずです。食べログ・ぐるなび・Rettyはいずれも無料で登録・掲載できる枠を用意しています(ぐるなびの無料枠は「スタートプラン」)。店舗の基本情報・住所・地図・写真・メニューの登録は、無料でも対応できるのが一般的です。一方で、次のような機能は有料プランに含まれることが多く、ここが集客力の差になります。

  • 検索結果での上位・優先表示(無料枠では埋もれやすい)
  • クーポン・公式予約・ネット予約などの販促機能
  • 写真の掲載枚数や訴求スペースの拡張
  • アクセス解析などの運用データ

つまり無料でも「載せる」ことはできますが、「見つけてもらう・予約につなげる」ための機能は有料側に寄っていると考えると判断しやすくなります。おすすめは、まず無料枠+Googleビジネスプロフィール(GBP)で土台を作り、反応を見てから有料化を検討する進め方です。GBPは無料で運用でき、グルメサイトと違う経路の来店も取り込めます。

自店に合うサイトの選び方【5つの判断基準】

「なんとなく有名だから」で選ぶと失敗します。次の5つの観点で自店を棚卸しすると、相性のよい媒体が見えてきます。

  1. 商圏とエリア:都市部の検索競合が激しいエリアか、地方でローカル検索が中心か。地方なら媒体の使い分けも変わります(→地方飲食店に合うグルメサイトはどこ?費用と効果比較)。
  2. 客単価:高単価なら検索でじっくり比較される食べログ型、宴会単価ならぐるなび型が噛み合いやすい。
  3. 予約比率:予約主体の業態か、フリー入店中心か。予約が多いならぐるなびの予約導線が効きます。
  4. ターゲット年齢層:30〜50代なら食べログ、20〜30代・SNS世代ならRettyが届きやすい。
  5. 運用リソース:写真更新や口コミ返信に割ける時間はどれくらいか。手が回らないなら、まず1媒体に絞るのが現実的です。

この5点に自店を当てはめ、最も多く当てはまった媒体から始めるのが、費用対効果を外さないコツです。

5つの基準に当てはめても判断がつかない、いまの掲載料が見合っているか分からないという場合は、GoogleマップやSNSも含めてお店の集客で何から手をつけるべきかの現状整理からご相談いただけます。
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タイプ別かんたん早見

迷ったときは、次の目安から出発してください(あくまで出発点で、最終的には上の5基準で調整します)。

  • 検索で新規客を増やしたい・客単価高め → まず食べログを丁寧に運用。
  • 宴会やコース予約を取りたい・団体客が多い → ぐるなびで予約導線を構築。
  • 若年層・SNS映え・カフェ業態 → Retty+Instagramで口コミ拡散。
  • とにかく費用をかけずに始めたい → 各サイトの無料枠+GBPから土台づくり。
  • 運用に時間が割けない → 手を広げず、相性のよい1媒体+GBPに集中。

業態別の使い分け戦略(実例)

✔ 街中華(1店舗完結型・15席)

選択:食べログ+Googleマップ強化

  • ローカル検索からの自然流入が重要。近隣の「今日どこで食べる」層を取り込む。
  • 定期的な写真更新と口コミ返信で、安定した点数と評価を維持する。

✔ 宴会対応の居酒屋(40席以上)

選択:ぐるなび+LINE連携で予約導線を構築

  • コース予約やクーポン活用を前提にした運用で、宴会シーズンの取りこぼしを防ぐ。
  • 月間予約数が安定し、リピート導線も設計しやすい。

✔ SNS映えカフェ(若年層・女性中心)

選択:RettyとInstagramの併用

  • 「話題の店」として口コミ導線から新規流入を獲得する。
  • 投稿を促すPOPや店内案内で口コミ数を増やし、拡散のきっかけをつくる。

✔ 少人数運営で手が回らない店

選択:まず1媒体+Googleビジネスプロフィールに集中

  • 複数媒体を中途半端に運用するより、最も相性のよい1媒体を丁寧に育てる。
  • 無料で効果の大きいGoogleマップ(GBP)の整備を土台にする。

グルメサイト選びでよくある4つの失敗

  • ①「とりあえず全部に掲載」してしまう:媒体ごとに運用の手間がかかり、どれも中途半端に。費用ばかりが増えて効果が見えなくなります。
  • ② 客層と媒体がずれている:若年層狙いなのに宴会向け媒体に注力する、などミスマッチ。まず客層から逆算しましょう。
  • ③ 掲載して終わりで運用しない:写真も口コミ返信も更新せず放置すると、どの媒体でも成果は出ません(→食べログの基本情報を定期的に見直す理由)。
  • ④ 効果を測っていない:どの媒体から予約・来店につながったかを把握していないと、費用の見直し判断ができません。予約数や問い合わせの経路を記録し、定期的に費用対効果を確認しましょう。

複数サイトを運用するときのコツ

ある程度運用に慣れて複数媒体に広げる場合は、更新作業をまとめて効率化することが継続のカギです。写真・基本情報・お知らせなどは媒体をまたいで共通化できる部分が多く、管理の仕組みを決めておくと負担が減ります。

複数媒体をまとめて管理する考え方は、食べログ・ぐるなび・Rettyを“まとめて管理”する方法で解説しています。あわせて、無料で効果の大きいGoogleマップ(GBP)の整備も並行して進めると、グルメサイト以外の流入も底上げできます。有料掲載を続けるかどうかを1媒体ずつ自店の損益で判断する方法は、ホットペッパーグルメの掲載効果を例にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 複数のグルメサイトに掲載してもいいですか?
掲載自体は可能ですが、媒体ごとに写真更新や口コミ返信などの運用が発生します。手が回らないと全部が中途半端になりやすいため、まずは相性のよい1媒体を丁寧に運用し、余力ができてから広げるのがおすすめです。

Q. 無料プランだけで集客できますか?
基本情報の掲載はできますが、上位表示や予約・クーポンなどの販促機能は有料側に寄っていることが多く、無料だけでは露出に限界があります。無料枠+Googleビジネスプロフィール(GBP)の整備を土台にし、反応を見て有料化を検討すると無駄がありません。

Q. 一度選んだら他のサイトに変えられませんか?
いつでも見直せます。掲載後は来店・予約への効果を確認し、費用対効果が合わなければ媒体の切り替えや使い分けを検討しましょう。大切なのは「掲載して終わり」にせず、定期的に効果を測って判断することです。

2026年の最新動向|食べログの予約台帳「食べログノート」

グルメサイトの仕様や機能は毎年のように変わります。食べログでは、ネット予約を契約している店舗向けに「食べログノート」というオンライン予約台帳が提供されています。電話予約とネット予約を1つの画面で管理する仕組みで、投稿や情報発信の機能ではありません。ネット予約を利用していれば無料で使え、切り替えは申請制です。ただし切り替えると元のネット予約管理画面には戻せないため、申し込む前に運用を決めておく必要があります。複数媒体に掲載して空席管理が二重になっている店舗には、検討する価値があります。詳しくは食べログノートへの切り替えは必須?予約台帳の中身と切り替え前に確認することで、食べログ公式ヘルプの記載を出典つきで整理しています。

媒体側の変化に振り回されないためにも、自店の集客の土台(GBPや自社の予約導線)を持っておくことが、どのサイトを選ぶうえでも大切です。

まとめ:まず1媒体を丁寧に

グルメサイトは「全部に掲載=正解」ではありません。自店の業態・エリア・ターゲットに合った媒体を選び、丁寧に運用することが、もっとも費用対効果の高いやり方です。

  • 3サイトは「探して選ぶ(食べログ)」「予約して使う(ぐるなび)」「知って行きたくなる(Retty)」と目的が違う。
  • 商圏・客単価・予約比率・年齢層・運用リソースの5基準で相性を見極める。
  • まず無料枠+GBPで土台を作り、1媒体を丁寧に運用してから使い分け・連携を検討する。

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投稿者プロフィール

matoka管理人
matoka管理人
飲食店専門のWEB集客コンサルタント。
Googleビジネスプロフィール(MEO対策)、InstagramなどのSNS運用、ホームページ改善、口コミ活用など、地域密着型店舗のためのデジタル施策をトータルに支援しています。
飲食店の現場では「わかってはいるけど時間がない」「何から始めればいいか分からない」という声を多く聞きます。
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