【2026年10月版】飲食店のSNS集客で押さえたい5つのポイント|Instagram・Googleの公式情報から見る、今やること

「去年と同じように投稿しているのに、反応が伸びない」。そう感じたときに確かめたいのは、SNSの側で何が変わったかです。ただ、ネット上の「今年のトレンド」には、根拠がはっきりしない情報も少なくありません。

この記事では、2026年10月時点でInstagramとGoogleが公式に案内している仕組みや機能のうち、飲食店のSNS集客に関係するものを整理します。それぞれについて「お店は何を見直せばよいか」をまとめ、最後に今月から使えるチェックリストを付けました。

2026年10月時点で押さえたい5つのポイント

この記事で取り上げるのは、Instagram・Googleがヘルプや公式ブログで現在案内している内容だけです(案内が出た時期が以前のものも含みます)。「今年はこの投稿がはやる」といった傾向の話ではありません。

  1. 条件を満たすInstagramの投稿は、Googleなどの検索エンジンの結果にも表示されうる
  2. Instagramのハッシュタグは、1つの投稿に5個まで
  3. リールで重視される反応と、露出が抑えられる場合がある動画の特徴が、公式に示されている
  4. 「トライアルリール」で、フォロワー以外の人の反応を先に試せる
  5. GoogleビジネスプロフィールにSNSのリンクを追加できる(一部の地域)。投稿の予約もできる
2026年10月時点で飲食店が押さえたいSNS集客の5つのポイント(検索エンジンへの表示、ハッシュタグ5個まで、リールで重視される反応、トライアルリール、GoogleビジネスプロフィールとSNSの連携)を並べた図

matokaは、この5つを「言葉をそろえる」「SNSとGoogleの情報をつなぐ」という2つの見直しにつながるポイントと考えています。以下で、ひとつずつ見ていきます。

Instagramの投稿は、Googleなどの検索結果にも表示されうる

Instagramのヘルプセンターによると、Instagramは通常、ストーリーズ・リール・投稿・ハイライトの写真や動画を、GoogleやMicrosoft Bingなどの検索エンジンにインデックス登録(検索結果に載せるための登録)しないよう求めています。

ただし、次の3つをすべて満たすアカウントについては、2020年1月1日以降に公開されたリールと投稿の写真や動画のインデックス登録を、検索エンジンに許可しています。

  • アカウントの所有者が18歳以上
  • アカウントが公開されている
  • プロアカウントである

お店のアカウントを公開のプロアカウントで運用している場合、Instagramの投稿が、Instagramの外の検索から見つけられる可能性があるということです。また、ユーザーネーム、プロフィール写真、自己紹介などのプロフィール情報も、検索エンジンの結果に表示されることがあるとされています。

お店が見直すこと

  • 自己紹介に、店名・エリア・業態を書く:検索結果に自己紹介が表示されたときに、何のお店か分かるようにする
  • キャプションの冒頭で、何の料理か・どこのお店かが分かるようにする:投稿だけが検索結果に出たときにも伝わる
  • 終わったメニューや変わった営業時間の投稿を放置しない:2020年以降の投稿が対象になるため、古い投稿が見つかることもある。キャプションを直すか、最新の情報はプロフィールのリンク先やGoogleビジネスプロフィールで確認できるようにしておく

反対に、検索エンジンの結果に表示したくない場合は、プライバシー設定でこの機能をオフにできます(非公開にする、個人用アカウントに切り替える方法もあります)。ただし、検索結果から消えるまでには時間がかかる場合があるとされています。

自己紹介の書き方は、飲食店のインスタのプロフィールの書き方|集客につながる最適化チェックリストで詳しく解説しています。

Instagram内の検索で見つけてもらう:言葉とハッシュタグ5個

Instagramの中での検索についても、公式の説明があります。Instagramの公式ブログ(2021年8月)によると、検索でもっとも重要なのは入力された言葉で、ユーザーネーム、自己紹介、キャプション、ハッシュタグ、場所と照らし合わせて結果を出します。そのうえで、利用者のこれまでの行動や、結果の人気度も考慮されます。

同じ記事では、見つけてもらうための工夫として次のことが挙げられています。

  • 名前や自己紹介に、内容に関係するキーワードを入れる(地域のお店なら所在地も入れられる)
  • キーワードとハッシュタグは、コメントではなくキャプションに入れる

ハッシュタグは1投稿5個まで

ハッシュタグについては、現在のInstagramヘルプセンターで「1つの投稿に使用できるタグは最大5個」と案内されています。6個以上含めると、コメントが投稿されないとされています。以前のように多くのハッシュタグを並べる運用をしていたお店は、見直しが必要です。

5個に絞るなら、地域(例:#中目黒ランチ)、料理(例:#創作和食)、利用シーン(例:#女子会)、店名など、探す人が実際に使いそうなものから、投稿の内容と関係があるものを選びます。キャプションの書き方とハッシュタグの選び方は、飲食店のInstagramキャプションの書き方|伝わる基本の型・ハッシュタグは5個まで・見つけてもらうキーワードで詳しく解説しています。

リールは「最後まで見たくなるか」。使い回しの動画に注意

Instagramは、2023年5月の公式記事「Instagramのランキングを解説」で、フィード・発見タブ・リール・検索など、場所ごとに別のアルゴリズムを使っていると説明しています。そのうえで、リールで特に重要な予測として、次の4つを挙げています。

  • リールを再シェアする可能性
  • 最後まで見る可能性
  • 「いいね!」する可能性
  • 音源のページに移動する可能性

同じ記事では、次のようなリールは露出を抑える場合があるとも書かれています。

  • 解像度が低い動画
  • 透かし(ロゴなど)が入った動画
  • 音がミュートになっている動画
  • 枠線を含む動画
  • 文字がメインの動画
  • すでにInstagramに投稿されている動画

飲食店で気をつけたいこと

  • ほかのSNSで作った動画を、透かしが入ったまま再投稿しない:使う場合は、元の動画データから編集し直す
  • 音を消さない:焼ける音や盛り付けの音など、お店の音も伝わる情報になる
  • 同じ動画を何度も出さない:同じ料理でも、撮り方や見せる場面を変えた新しい動画にする
  • 文字だけのお知らせ動画ばかりにしない:営業日のお知らせなどは、ストーリーズや投稿と使い分ける

なお、同じ記事でInstagramは、広告の購入を促すためにコンテンツの露出を抑えることはないと説明しています。また、アプリの「アカウントステータス」で、自分のアカウントがおすすめの要件を満たしているかを確認できます。反応が急に落ちたときは、まずここを確認してみましょう。

トライアルリールで、フォロワー以外の反応を試す

Instagramのヘルプセンターでは、「トライアルリール」という機能が案内されています。フォロワーではないアカウントにリールをシェアして、新しいアイデアへの反応を早い段階で確かめられる機能です。主な特徴は次のとおりです。

  • 利用にはプロアカウントが必要
  • シェアしても、フォロワーのフィードやリールタブには表示されない
  • シェアから24時間以内にインサイト(閲覧数・「いいね!」・コメント・シェアなど)が表示される
  • 反応が良ければ、あとから「全員にシェア」を選べる。最初の72時間の反応が良い場合に自動でシェアする設定もある
  • ランキングでは通常のリールと分けて扱われ、通常のリールのパフォーマンスには影響しない

たとえば、新メニューの紹介動画で、冒頭に完成した料理を見せるか、調理の場面から見せるかを迷ったときに、片方をトライアルで試してみる、といった使い方ができます。ただし、過去に同じコンテンツをシェアしたことが検出されると、リーチが制限されることがあるとされています。試すときは、新しく作った動画を使いましょう。

投稿のネタに困ったときは反応が取れる!飲食店のインスタ投稿ネタ15選、投稿する時間帯はインスタの投稿は何時がベスト?業種別ゴールデンタイムも参考にしてください。

GoogleビジネスプロフィールとSNSの情報をつなぐ

Googleビジネスプロフィール(Google検索やマップに表示されるお店の情報)とSNSの情報をつないでおくと、どこから調べても同じ情報にたどり着けるようになります。

プロフィールにSNSのリンクを追加する

Googleビジネスプロフィールのヘルプによると、プロフィールには、Facebook・Instagram・LinkedIn・Pinterest・TikTok・X・YouTubeのリンクを、それぞれ1つずつ追加できます。手順は、ビジネスプロフィールで[プロフィールを編集]→[連絡先]→[ソーシャル プロフィール]の順に進みます。

ただし、この機能は一部の地域でのみ利用でき、お店のプロフィールでは使えない場合があると案内されています。また、リンクしたSNSやプロフィールの投稿から、イベント・特価・特別オファーの投稿が紹介されることがある(一部の地域と言語のみ)とも書かれています。なお、SNSのリンクのクリック数などの指標は、現在は提供されていません。

SNSで告知したことは、Googleの投稿にも出す

Googleビジネスプロフィールの「投稿」では、お知らせ・特典・最新情報・イベントを、Google検索とGoogleマップで共有できます。ヘルプによると、投稿の公開日時を予約したり、毎週・毎月などの繰り返しを設定したりすることもできます。

季節のメニューやイベントをInstagramで告知するときは、同じ日にGoogleビジネスプロフィールにも投稿しておくと、Googleで調べた人にも情報が届きます。投稿の頻度の考え方は、Googleビジネスプロフィールの投稿頻度は?週何回が最適かと続けるコツで解説しています。

AI検索のために特別なことをする必要はない

Googleは、検索の「AIによる概要」やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと公式に案内しています。AI検索への備えといっても、まずは営業時間・メニュー・予約方法などの基本情報を、SNS・Googleビジネスプロフィール・ホームページで正確にそろえておくことが基本になります。

今月から見直すチェックリスト

ここまでの内容を、お店で確認できるチェックリストにまとめました。できていない項目から順に見直してください。

飲食店のSNS集客を見直すチェックリスト。Instagramのプロフィールと投稿、リール、Googleビジネスプロフィールとの連携の3つの観点で確認項目を並べた図

Instagramのプロフィールと投稿

  • □ 自己紹介に、店名・エリア・業態が入っている
  • □ 検索エンジンの結果に投稿を表示するかどうかの設定を確認した
  • □ キャプションの1行目で、何のお店か・何の料理かが分かる
  • □ ハッシュタグは5個以内で、投稿の内容と関係があるものだけにしている
  • □ キーワードとハッシュタグは、コメントではなくキャプションに入れている
  • □ 終わったメニューや古い営業時間が書かれた投稿を直した

リール

  • □ ほかのSNSの透かしが入った動画を、そのまま投稿していない
  • □ 音を消した動画や、文字だけの動画ばかりになっていない
  • □ 同じ動画を何度も投稿していない
  • □ 新しい企画をトライアルリールで試してみた
  • □ アカウントステータスで、おすすめの要件を満たしているか確認した

Googleビジネスプロフィールとの連携

  • □ プロフィールにInstagramなどのリンクを追加した(利用できる場合)
  • □ Instagramで告知したイベントや季節メニューを、Googleの投稿にも出した
  • □ 営業時間などの基本情報が、SNS・Googleビジネスプロフィール・ホームページで一致している

よくある質問

Q. これまでのSNSのやり方は、全部変えたほうがいいですか?
その必要はありません。チェックリストで、できていない項目だけを見直してください。

Q. TikTokで作った動画を、そのままリールに使ってもいいですか?
Instagramは、透かしが入った動画や、すでにInstagramに投稿されている動画は露出を抑える場合があると説明しています。ほかのSNS用に作った動画を使う場合は、透かしの入っていない元の動画データから編集し直すのがおすすめです。

Q. お客様の投稿を増やすために、プレゼント企画をしてもいいですか?
プレゼント企画は、景品のルールや応募条件の決め方に注意点があります。進め方は飲食店のInstagramプレゼント企画の進め方|景品のルール・応募条件・やってはいけないことで解説しています。

Q. 自分たちで運用する時間がない場合は?
外部に任せる方法もありますが、アカウントの権限の渡し方など、事前に確認しておきたいことがあります。詳しくはInstagram運用を外注する前に確認すること|アカウントの権限・やってはいけない手法・PR投稿のルールをご覧ください。

まとめ

2026年10月時点で、InstagramとGoogleが公式に案内している内容から見えてくるのは、次の2つの見直しです。

  • 言葉をそろえる:自己紹介とキャプションに、店名・エリア・料理など探す人が使う言葉を書く。ハッシュタグは5個までに絞る
  • 情報をつなぐ:SNSで告知したことをGoogleビジネスプロフィールにも出し、基本情報をどこでも同じにする

リールは、新しく作った動画を音を消さずに出すことが基本です。SNSの仕組みは変わり続けるため、ときどき公式の案内を確認し、少しずつ見直していきましょう。

本記事のInstagram・Googleの仕様は、各社の公式ヘルプと公式ブログを2026年10月30日に確認した範囲で整理したものです。仕様や提供地域は変更される場合があります。また、本記事の方法で反応やフォロワー、来店が増えることを保証するものではありません。

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出典

いずれも2026年10月30日に確認。

投稿者プロフィール

matokaスタッフ
matokaスタッフ
飲食店専門のWEB集客支援を行う、matoka株式会社(東京都品川区西五反田)の編集チームです。

普段の仕事は、Googleビジネスプロフィールの運用と口コミ対応(MEO対策)、食べログ・ホットペッパーグルメなどグルメサイトの運用代行、SNS運用とホームページ制作、訪日外国人向けの多言語対応、AIを使ったMEO支援(droptip)、そして成果報酬型のインフルエンサーPR「clues restaurant」の運営です。

このブログには、その現場で実際に手を動かして分かったことを書いています。AI検索(ChatGPTなど)に自分の店がどう出るかの確かめ方、口コミ返信やGoogleマップ投稿の時短、グルメサイトとMEOの使い分け、多言語メニュー、求人票、決済まわりのリスクまで、テーマはすべて店舗からの相談が出発点です。

編集方針は2つあります。営業の合間にスマホで読んでも、その日のうちに1つ試せる形で書くこと。そして成果を保証せず、うまくいかない条件や向かない店舗も併せて書くことです。

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