外国人が迷わない!Googleマップの英語対応術
訪日外国人の多くは、店を探すときにGoogleマップを使います。ところが、店名がローマ字だけ・説明文が日本語だけの状態では、せっかく目の前まで来ている需要を逃してしまいます。「読めない」「わからない」と感じた瞬間に、他の店へ流れてしまうからです。
この記事では、外国人が迷わずたどり着けるGoogleマップの英語対応を、設定の手順と注意点にわけてわかりやすく解説します。専門知識がなくても、できるところから始められる内容です。
英語対応が集客に直結する理由
訪日外国人の多くはGoogleマップで店を探しますが、表示される情報が日本語だけだと、次のようなリスクが生じます。
- 店名が読めず、候補から外されてしまう。
- 説明文が理解できず、入るのを不安に感じる。
- 表記ミスや不自然な機械翻訳が、かえって誤解を生む。
つまり英語対応は、インバウンド集客の「入口」です。さらに、英語のレビューが増えると、他の外国人ユーザーの安心感にもつながり、来店のハードルが下がります。外国人がどんな言葉で店を探しているかは、外国人観光客はこう検索している!人気キーワード調査もあわせて確認すると、対応の方向性が見えてきます。
外国人が迷わないための設定3ステップ
① 店名と住所を“伝わる形”で整える
- 店名は「Japanese Izakaya – 麦酒庵」のように、業態がわかる英語+店名の併記が理想。
- 住所は「1-2-3 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo」のように英語表記でも整える。
- 意味の伝わらないローマ字だけの表記は避け、「何の店か」が一目で伝わるようにする。
ポイントは、機械翻訳のままにせず、実際に通じる表現を選ぶことです。英語表記の住所は、日本語と逆で「小さい単位→大きい単位」の順に並べます。「番地 → 町名 → 区市町村 → 都道府県」の順で書くと外国人にも読みやすくなります(例:東京都渋谷区恵比寿1-2-3 →「1-2-3 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo」)。ビル名や階数も「2F」のように添えておくと迷いにくくなります。
② 説明文を“伝わる英語”にする
- 自動翻訳任せにせず、簡単な英語で要点だけを伝える。
- 例:「We serve local craft beer and Japanese sake with seasonal dishes.」
- 難しい単語や文化的な言い回しは避ける(補足がないと誤解されやすい)。
伝えたいのは店の「魅力」であって、「文化の説明」ではありません。短く、わかりやすくが基本です。
③ 英語レビューを促進する
- 英語圏のお客様に「Google Reviewをお願いできますか?」と一言添える。
- 英語レビューがあると、他の外国人も安心して来店しやすくなる。
- 店舗側が英語で返信できるとなお良い(翻訳ツールの活用でOK)。
“見える安心感”が、次の集客につながります。
やりがちなNG対応と注意点
よかれと思ってやった対応が、逆効果になることもあります。次の点に注意しましょう。
- 全文を機械翻訳しただけ:不自然な英語は、かえって不信感につながる。要点だけ整えるほうが伝わる。
- 情報が媒体ごとにバラバラ:Googleマップ・公式サイト・SNSで店名や住所の表記が違うと、同一店舗と認識されにくい。表記を統一する。
- 写真が日本語メニューだけ:料理写真や英語併記のメニュー写真があると、言葉が通じなくても選びやすい。
- 予約や問い合わせの導線が国内向けだけ:電話が通じにくい外国人でも使えるよう、オンライン予約やメッセージでの問い合わせ手段を用意しておくと取りこぼしが減る。
「翻訳して終わり」ではなく、相手の立場で“来店までの不安”を一つずつ取り除くという視点で見直すと、直すべき箇所が見えてきます。
英語対応とあわせてやりたいこと
Googleマップの英語対応は入口です。来店から満足までをスムーズにするには、店内の対応も少しずつ整えていくと効果的です。
- 英語メニューの用意:写真付きで指差しでも注文できる形にする(→外国人観光客に伝わる多言語メニューの作り方)。
- かんたんな接客フレーズ:最低限の一言があるだけで、体験の印象が変わる(→これだけ覚えれば安心!飲食店の英語接客フレーズ20選)。
- 翻訳ツールの活用:無料ツールで十分対応できる場面も多い(→無料で使える!多言語メニュー翻訳ツール5選)。
よくある質問(FAQ)
Q. 英語が得意なスタッフがいなくても対応できますか?
できます。店名・住所・説明文の整備は一度設定すれば済みますし、接客や返信は翻訳ツールで十分カバーできます。まずは「読めて・わかる」状態を作ることが優先です。
Q. 中国語や韓国語にも対応したほうがよいですか?
来店する客層によります。まずは幅広く伝わる英語を整え、特定の国からの来店が多ければ、その言語のメニューや案内を追加すると効果的です。
Q. 設定を変えるとすぐに反映されますか?
情報の種類によっては反映まで時間がかかる場合があります。焦らず、正確な情報で整えておくことが大切です。
Q. 店名や住所のほかに、優先して整えるべき情報はありますか?
外国人が来店前に気にするのは営業時間・定休日・支払い方法(カードやQR決済の可否)です。これらが正確でわかりやすいと、「行っても大丈夫か」という不安が減り、来店につながりやすくなります。祝日の営業時間も忘れずに設定しておきましょう。
まとめ
Googleマップの英語対応は、「ただ翻訳する」ことではなく「外国人が迷わず来店できるように整える」ことが目的です。
- 店名・住所・説明・レビュー導線の4点を、伝わる形で整える。
- 機械翻訳のまま放置せず、要点をわかりやすく。表記は媒体間で統一する。
- メニューや接客など、来店後の体験もあわせて少しずつ整える。
- 営業時間・定休日・支払い方法など、来店前の不安になりやすい情報も正確に。
難しく考えすぎず、まずはできるところから始めてみましょう。正確でわかりやすい情報が、外国人客に「安心して行ける店」として選ばれる第一歩になります。
投稿者プロフィール

-
飲食店専門のWEB集客コンサルタント。
Googleビジネスプロフィール(MEO対策)、InstagramなどのSNS運用、ホームページ改善、口コミ活用など、地域密着型店舗のためのデジタル施策をトータルに支援しています。
飲食店の現場では「わかってはいるけど時間がない」「何から始めればいいか分からない」という声を多く聞きます。
このブログでは、そうした現場の声に応えるかたちで、今すぐ実践できるノウハウをわかりやすく発信していきます。
「集客で困ったときに立ち返れる、現場に寄り添った情報源」を目指しています。





