MEOの効果測定のやり方|飲食店が見るべき3つの基本指標

Googleビジネスプロフィール(GBP)をこまめに更新しているけれど、「これって成果が出ているの?」と手応えをつかめない——そんな飲食店オーナーは少なくありません。投稿や写真の追加を続けても、何を見れば効果を判断できるのかが分からないと、次に何をすべきかも見えてきません。

実は、MEO(Map Engine Optimization、Googleマップ検索での見つけやすさを高める施策)の効果は、GBPに用意された数値を見れば大まかに判断できます。この記事では、飲食店が最低限おさえておきたい3つの基本指標と、その確認手順、初心者がつまずきやすいポイントまでを、初めての方にも分かるように解説します。まずは「何を・どう見るか」を身につけるのがゴールです。

そもそもMEOとは?効果測定が必要な理由

MEOとは、Googleマップ検索で自分のお店を見つけてもらいやすくする施策のことです。飲食店にとっては「見つけてもらう→来店してもらう」という導線の入り口にあたり、GBPを整えることがその土台になります。具体的にどんな施策があるのかは飲食店のMEO対策5選で整理しているので、あわせて読んでみてください。

ただし、GBPを登録して放置していては意味がありません。写真を足したり投稿をしたりといった作業が来店につながっているのか、それとも空回りしているのか。これを判断するために欠かせないのが効果測定です。「見られているか・選ばれているか」を定期的に数値で確認できれば、感覚ではなくデータをもとに次の一手を決められます。

効果測定というと難しそうに聞こえますが、飲食店が最初に見るべき数値はごく限られています。次章の3つの指標をおさえれば、まずは十分です。

MEOの効果を測る3つの基本指標

GBPの「インサイト(パフォーマンス)」にはさまざまな数値が並んでいますが、来店に直結しやすいのは次の3つです。それぞれ「何を表しているのか」を理解しておきましょう。

1. 表示回数(どれだけ見つけられたか)

あなたのお店がGoogleマップや検索で表示された回数です。認知度の目安になる、いわば入り口の指標です。表示のされ方は、大きく2種類に分けて考えると読み取りやすくなります。

  • 指名検索:「店名」や「店名+エリア」で直接探されたケース。すでにお店を知っている人からのアクセスです。
  • 一般検索:「焼肉 池袋」「ランチ 渋谷」など、業態やエリアで探されたケース。お店をまだ知らない新規のユーザーに見つけてもらえた合図で、MEOの成果があらわれやすいのはこちらです。

一般検索での表示が伸びていれば、新しいお客様への露出が広がっている状態だと捉えられます。

2. アクション数(どれだけ関心を持たれたか)

表示されたあと、ユーザーが実際に起こした行動の数です。「関心の強さ」が読み取れる指標で、内訳ごとに意味が異なります。

  • 電話:「電話する」がタップされた数。飲食店では予約や問い合わせに直結しやすい行動です。
  • ルート・経路案内:目的地として道順を調べた数。「今から行こう」という来店意欲の高さがあらわれます。
  • ウェブサイト:サイトへのアクセス数。メニューや店内の雰囲気をもっと知りたいと思われた証拠です。

表示回数が「見つけてもらえたか」なら、アクション数は「見たうえで一歩踏み込んでもらえたか」を示します。

3. 検索キーワード(どんな言葉で来ているか)

ユーザーがどんな言葉で検索してお店にたどり着いたかを示します。「ランチ」「テイクアウト」「個室」など、想定していなかった語句が並ぶこともあり、お客様が求めているものと自店の打ち出しがズレていないかを確認できます。ニーズを知る手がかりとして、定期的に眺めておきたい指標です。

GBPインサイトで指標を確認する手順

3つの指標は、いずれもGBPの管理画面から確認できます。初めての方向けに、基本的な流れをまとめます。

  1. Googleマップアプリ、またはパソコンでGoogle検索に自店名を入力し、管理者としてログインした状態でプロフィールを開きます。
  2. 「パフォーマンス」または「インサイト」と表示されたメニューを選びます。
  3. 表示回数・アクション(電話・ルート・ウェブサイト)・検索キーワードなどの数値を確認します。
  4. 期間を切り替えて、直近1週間や1か月といった単位で推移を見ます。

ポイントは、一度きりで終わらせず、毎月など決まったタイミングで見る習慣をつけることです。単月の数字そのものより、前の月と比べた「増えたか・減ったか」の変化に、施策の手応えがあらわれます。数字はメモやスプレッドシートに控えておくと、あとで振り返りやすくなります。

効果を判断する3つのステップとつまずきポイント

指標の意味と確認方法が分かったら、次は「どう読み解くか」です。まずは以下の3ステップで十分です。

ステップ1:表示回数の前月比を見る

表示回数が伸びていれば露出が広がっているサインです。逆に急に減っているときは、情報の更新が止まっていたり、写真が古くなっていたりすることが背景にある場合があります。

ステップ2:表示に対してアクションが起きているかを見る

表示回数は多いのに電話やルート案内が少ない場合は、見つけてもらえてはいるものの、あと一歩の後押しが足りていない可能性があります。写真・口コミ・紹介文といった「選ばれる材料」を見直す余地があるサインです。

ステップ3:検索キーワードと自店の打ち出しを照らし合わせる

検索キーワードに並ぶ言葉と、お店が発信している情報がかみ合っているかを確認します。「テイクアウト」で探されているのにその案内が薄い、といったズレに気づけたら、改善のヒントになります。

初心者がつまずきやすいポイント

  • 1日単位の増減に一喜一憂する:数値は曜日や天候でも動きます。短期の上下ではなく、月単位のならした傾向で見ましょう。
  • 数字の大小だけで判断する:大事なのは絶対値よりも変化の方向です。前月比・前年同月比で捉えると読み違えにくくなります。
  • 1つの指標だけを見る:表示回数だけ、電話数だけ、と単独で見ると全体像を誤解しがちです。3指標をセットで眺めると、どこにボトルネックがあるかが見えてきます。

基本の次に読みたい記事

基本指標の見方が分かったら、次のステップに進みましょう。目的に合わせて、以下の記事が参考になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 効果測定はどのくらいの頻度で行えばいいですか?

月に1回を目安に、決まったタイミングで確認するのがおすすめです。毎日見ると数字の細かな上下が気になってしまいます。前の月と比べる形で振り返ると、施策の手応えをつかみやすくなります。

Q2. 表示回数は増えているのに来店が増えません。何を見ればいいですか?

まずアクション数(電話・ルート案内・ウェブサイト)を確認しましょう。表示は伸びているのにアクションが少ない場合、見つけてもらえてはいても「選ばれる材料」が弱い可能性があります。具体的な改善方法は数字を伸ばすには?GBPインサイトの数値改善ポイント5選で解説しています。

Q3. 数値が思ったより低くても大丈夫でしょうか?

数値の大小そのものより、変化の方向に注目してください。前月より少しずつでも改善していれば、施策は正しい方向に進んでいると考えられます。なお、変化があらわれるまでの期間の目安はMEOの効果はいつから?施策開始後の変化と確認方法で説明しています。

まとめ

MEOの効果測定は、表示回数・アクション数・検索キーワードの3点をおさえれば、まずは十分です。それぞれが「見つけてもらえたか」「関心を持たれたか」「求められている言葉とズレていないか」を教えてくれます。

大切なのは、毎月インサイトを開いて前月との変化を見る習慣をつけること。数字を読めるようになると、「見られているか・選ばれているか」がはっきりし、次に何をすべきかが自然と見えてきます。まずは今月の数値を確認するところから始めてみてください。

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matoka管理人
matoka管理人
飲食店専門のWEB集客コンサルタント。
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